coordinate story

今日は1ヶ月に1回の、少しだけ特別な休日。

夫が「本気の料理」を家族に振る舞ってくれる日。

仕事が忙しい夫は、毎日帰りも遅く、休日にも書斎にこもっていることもしばしば。
結婚当初は帰りを待って、晩御飯を食べて、
少しの晩酌を楽しんだりもしていたけれど、
子どもができてからは、なかなかゆっくりできず、
日々の生活に追われるような暮らしになった。

最近、部署移動があった夫は更に遅くなり、
帰ってくる頃には日付が変わってしまっていることもあり。
娘と二人きりで晩御飯を済ませてしまうことも多くなった。

私自身も昼は仕事をしていて、
どうしても毎日の食事は簡単なものになってしまいがち。

それでも、家族の時間を大切にしようと、
休日に夫が料理を作ってくれるようになり、
いつしか毎月第二日曜日の恒例行事になっていった。

この日ばかりは、家の中が家族だけのレストランに変わる。

娘と私は、空間作りを担当する。
普段は椅子にかけっぱなしの上着も、
ソファの上で乱れたクッションも、
ダイニングテーブルの上に置きっぱなしの郵便物も、
全部綺麗に片付けて、部屋の隅々まで掃除をする。

夕暮れ時になる頃、
食欲がそそられる香りが家中をいっぱいにする。

今日の為に新しく買ってあった食器を
嬉しそうに出してきて、盛り付けている夫。

部屋を綺麗にした充実感に浸る娘と私。

「さぁ、召し上がれ」

テーブルの上に並んだ、夫渾身のフルコース。

家族で共有する美味しい料理と、幸せな時間。
不思議と会話は弾み、あっという間に時間が過ぎている。

来月は何を食べようかな。

concept

飽きのこないシンプルでなコーディネート。
シンプルだからこそ、素材やデザインにディテールにこだわることで、
大人っぽい上質さを感じられます。
いつまでも、長く使い続けられる無垢のダイニングテーブルが
家族の暮らしに合わせて経年変化を感じられます。

point 1

ガラスの食器でごちゃごちゃしがちなテーブルの上もスッキリと感じられる。

point 2

テーブルを囲んだときでもはみ出ないように大きなラグを敷く。

point 3

テーブル中央に枝物などを置いて高さを出すことで物が多くてもバランスを取れる。

point 4

シンプルな空間だからこそ、無垢材を使うことで素材感が際立ち上質な空間に。

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