植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋
植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋 植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋 植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋

coordinate story

「祖母の植物」

物心ついた頃から、家には植物が多かった。

祖母が植物を育てるのが好きで、祖母の部屋はほぼ植物専用の部屋だった。
子供だった自分の身長よりも大きな植物ばかりで、
森の中に迷い込んだような気分になり、
幼心にワクワクしたのを、すごく覚えている。

気づけば、自分も一緒に世話をするようになり、
毎日葉っぱのお手入れや、水やりが日課となった。

一人暮らしを始めて、インテリアにも興味を持ち、
家具や雑貨も好んで選んだ。

小さい頃から慣れ親しんだ植物は、
自分にとっては当たり前のように、
インテリアの一部として大切なエレメントの一つだった。

なので、気づけば植物を中心にインテリアを選ぶようになった。

植物に合うように、木の素材感を感じられるテーブルや、
色の組み合わせもグリーンを基調としたソファや椅子、
キャビネットはあえて低くして、壁にも植物を飾れるようにした。

個人的にお気に入りだったのは、アイアン素材を取り入れたこと。
アイアン素材と植物の相性が良く、
それぞれの良さを引き立てあってくれて、部屋の雰囲気が一気に上がった。

毎日植物に囲まれながら、過ごせるこの部屋は、
私にとってのオアシスのような場所だ。

地元から離れることになったとき、
祖母が大きな鉢植えを、私に渡してくれた。

とても大きな、部屋に置けばシンボルツリーのようにもなる
存在感のある植物だった。
「こんなに大きな植物、貰っていいの?」と、祖母に尋ねると、
「返すのよ。」と一言。

小さい頃に、私が祖母に贈った、小さな鉢植えだったのだ。

あんなに小さかった植物が、
気づけば、どの植物よりも大きく育っていた。
驚いた私に、祖母が続けた。

「一緒に暮らしていなくても、あなたのように想って育てたの。
いつか遠くへ行くときに、渡そうと決めていた。」と。

小さかった植物が、こんなにも大きくなった姿を見て、
祖母から受けた愛の大きさを改めて実感し、涙が溢れた。

今では毎日、この植物に話しかけてから一日を始める。
遠くへ離れることへの不安もあったけど、
私にとってはこの植物が、祖母のように私を支えてくれる存在だ。

concept

"植物と過ごすヴィンテージ感のあるインテリア"

植物を主役にした、インテリアコーディネート。

程よいヴィンテージ感のある家具は、
植物たちと馴染み、どこか懐かしさも感じられます。

ブラウンでまとまった落ち着いた色合いの中に、
空間の質を高めてくれる風合いのあるファブリック。
植物との相反する無機質なアイアン素材。
全ての要素が混ざり合った、心地の良いインテリア空間です。

決して脇役なんかじゃない、
暮らしの中の、主役の一つとして、植物と共に過ごし、成長する時間は、
毎日の慌ただしく流れていく時間の中で、
自分を癒してくれるかけがえの無い存在になります。

植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋
植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋

point 1

パイン無垢材のソファフレームをあえて一番目立つ配置にし、木の素材感を最大限に活かした空間づくりに。

point 2

斜めに配置したレイアウトも、角度や余白感を揃えることで、スッキリと、整った印象になります。

植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋
植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋

point 3

床をデコレーションする感覚で、アクセントとなるファブリックを敷き詰めることで、部屋の雰囲気をぐっと高めてくれます。

point 4

家具の高さを低めに抑えることで、壁面など、空間の高い位置に植物の葉が目立つように配置。

植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋
植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋
植物と過ごすヴィンテージ感のあるお部屋

making

coordinate item